【感想】2020年(令和2年)修了考査(税務)

【この記事の目的】

・今後こういう試験を受けることはないだろうから、日記・備忘の意味も込めて感想を書く

・来年以降受験する方の参考にもなればうれしい

(筆者は合格不合格に関わらず、来年以降再受験の予定はない)

 

 

【全体的な感想】

分量が多く3時間では絶対終わらない

 

・①2日目ということもあり試験慣れもあったこと、②税務は苦手ではないこと、③割と平易な問題が多かったので、サクサク解けた。

→65~75%くらいいけたら嬉しい…!

 

法人税のボリュームがすごく多かったので、みんな得点率高い気がする

(組織再編、国際課税、事業税、連結納税の出題はなし)。

→所得が思った以上に多かった(譲渡、配当、給与)。相続もちゃんとやっといてよかった(身近な話だし、勉強しててもモチベーションあった)。一方で、組織再編を割と対策したので出てほしかった…。

 

得点できる個所(法人、消費)をいかに落とさないかが分かれ道な気がする 

 →講師の人も行ってた通り、今年は標準的な問題が多かった(東日本大震災が起きた年の問題は割と平易だったから、今年もコロナ影響でその傾向になるのではとおっしゃっていた)

 

 

【第1問(法人税、消費税、所得税)】

問題1:法人税(総合問題)

→例年通り、別表4、別表1を埋める問題(計算)。解答個所は25個。

 基本問題がほとんどで、8割は確保したい。

 

問題2:消費税(独立した小問が4つ)

 ①納税義務の判定(記述)→基本的だった。解答行数は2行

 ②事業譲渡に係る課税標準(計算)→譲渡対価の額が答えなはず(?)。

 ③申請書の提出義務があるのは誰か(理論)→よくわからなかった。みんなできたのかな。解答行数は3行

 ④総合問題(計算)→課税標準、課税売上割合、控除対象仕入税額、確定納付額まで答えさせる問題。基本的で、満点取れた人も多そう。

 

問題3:所得税(記述)

 フリーランスが旅行で発生した必要経費をテーマにして、

 ①事業所得の経費に入れてよいか(給与所得になるか)

 ②フリーランスに課される可能性がある加算税の名称はなにか

 ③税務長官と争うためにフリーランスが取れる手段はなにか

→①の解答行数が20行くらいあって即飛ばした。最後の3分くらいでキーワードをいろいろ並べたけど、これ埋没では…?(無理だと思って第2問へ移った)

 

 

【第2問(法人税所得税贈与税相続税)】

問題1:法人税。受取配当金の益金不算入を分類させる(完全、関連など)(計算と記述)

→計算も記述も難しくないが、記述のボリュームが多くて時間かかった(5つ×5行ずつ)

 

問題2:所得税(配当所得に係る源泉税)(計算。計算過程含む)

→よくわからなかったのでさっとやって飛ばした。配当所得の源泉税まで勉強できた人少ない気がする

 

問題3,4:法人税所得税贈与税相続税(計算と記述)

→死亡した取締役に係る退職金が何に分類されるか、また納税義務者が誰かを答えさせる問題。そこまで難しくない。

 

問題5:法人税所得税贈与税(記述)

→個人から個人に贈与した土地を、法人に贈与した場合の取り扱い。

 譲渡所得(?)あたりは切ってたので、さっとやって終わらせた。